家を建てたい

家族みんなの住む家は、家を建てる皆様とその子供たちへの一生の財産であり、その財産を一から作り上げていくという、おそらく人生の中で1度だけの大きな買い物となります。

『家を建てる』ここには様々な要素が含まれてきます。子供達の成長過程を考え、また自分たちのライフスタイルや身体能力の変化などにあわせて増改築などその時の施主様に対応できることを考慮します。また長年住み続けるとある一定の時期に保守が必要になり、それに対する費用の確保などさまざまな要件があり、これらをすべて決断しなければなりません。当社は、住宅を建設するためのこの一連の計画を、施主様とその家族みんなの事業計画ととらえています。

いろいろな要件に対する決断の手助けや、プロとして過去の経験より意見提供をさせていただき、住宅に対する価値を見出すことに努力します。思い立ったその日から、その行動に移し、アフターメンテナンスまで皆様のパートナーとして一生のお付き合いをと考えております。

『みんなで住む家』を建てようと考える時期は人によってそれぞれで、オーナーと家族のライフサイクルの流れの中で、ふと思い立ったその時期が一番適切な時期かもしれません。建築屋さんとしてこの時期に対するアドバイス的なことも申し上げることはできますが、これに関してはオーナーが一番理解なさっていることと思います。

子供が生まれた。学校に入った。高校・大学を卒業した。親の手を離れた。など子供達のターニングポイントだけでもたくさんあります。家を建てるために必要な頭金ができた、融資金利が低くなった、などが金銭的な面で最善と思われる時期や、まれに家の前の道路建設のために建て替えが必要になったという方もいらっしゃります。

ここではそんなタイミングを想定した、当社とハウスメーカーさんとの違いや金(資金)のこと、家造りについてふれていきます。

家づくりをどこに依頼するか

家づくりは大手ハウスメーカーと
当社のような建設会社、どちらがいいんでしょう。

ハウスメーカーは時間と手間が惜しい人向け。割高だけど、レールが決まったプラン、カタログから選べるからとても便利です。その便利さを支えるのが、住宅価格の3割~半分を占める諸経費。住宅展示場や豪華なパンフレット、営業マンをはじめとする販促維持費や人件費、研究開発施設、etc…。企画と違うものは、後でオプションとして追加していきます。決まったプランからの選択なので、時間、手間が少なくて簡単。会社が大きいから信用・安心感はあります。ただし、宣伝費用と営業マンにお金がかかるので、価格は高いです。

どんな家が欲しいのか?当社での家づくりは皆様一人ひとり、一家族、一敷地、それぞれが違った住宅に対する財産価値と捉えていますので、やはり個性や価値観を重視し、そのライフスタイルや風土に合った住宅を建設していきたいと考えております。『夢』と『こだわり』の家が欲しい人向け。価格も建物に見合った価格であるということ。

当社では『よりお客様の予算・工事費に見合った建築物をお建てすることが出来る。』と考えています。

お金のこと

マイホームを取得するために先立って必要なことは、資金計画や返済計画を綿密に考える必要があります。
とは言っても大方の人は初めてのことですし、この内容についてはわからないことがほとんどですので、迷ってしまうのは当たり前のことで、言葉ひとつとっても理解しづらいことだと思います。

資金計画の中で、全額手持ち資金によるもので建築もしくは購入されるかたは土地探しから工事完了までに期間が割りと早いのですが、融資による資金を計画されている方にとっては、特に難題な内容が銀行側から提示されてきます。融資機関もいろいろあり、金融機関によってもさまざまな金利を設定していますが、ここでは住宅金融支援機構による融資を目的とした内容のものを紹介していきたいと思います。

審査や設計基準は法的なもので設定されていますので、建築物の質が問われる内容のものとなっています。手続は民間の金融機関より多少面倒なものになりますが、住宅金融公庫の内容を理解していればすべてが把握できることと思います。要点を挙げると以下のような内容を検討する必要があります。

まず、この内容を確認してご自分なりに判断してみてください。

  • 諸費用を含めた総費用を確認する。
  • 自己資金は総費用の20%~30%を用意する。(必ずしもではなく)
  • 基本として長期固定金利型の融資を中心とした計画する。
  • ○○万円借入できるかよりも、毎月○○万円返済できるかを計画する。
  • 毎月の支払金額を基本に返済する。
  • 返済期間と完済時の年齢を考えて計画する。
  • 毎月の支払額以外の支払いも考慮して計画する。
  • ライフサイクルを念頭に計画する。
  • 返済方法は自分の生活に合ったものを選ぶ。

融資で購入を
計画されている方に。

例えば、現在 夫婦2人と子供1人将来的にもう一人子供を産みたい。
予定する部屋数とすれば L(リビング)D(ダイニング)K(キッチン)、主寝室、子供部屋2部屋、客間1部屋で4LDKとなります。
このことから上記条件の建物だと大体の建坪が40坪程度。
おおよその金額で1500~2000万円の家となります。

以上のことを踏まえ下記に資金の返済について試算を行なった結果は以下の表のようになります。

現在の年齢が32歳 現在の年齢が42際
自己資金
頭金
300万円 500万円
購入資金 1500万円
(1200万円)
2000万円
(1700万円)
2000万円
(1500万円)
金利 固定3.0%
(年利)
返済年数 30年
(62歳完済)
20年
(62歳完済)
月返済額 ¥50,592 ¥71,672
¥83,189

工法構造のこと

家造りには色々な工法があります。

木造(在来工法)
柱と横架材、構造補助材による架構で、横架材は土台、胴差、桁、梁などをいい、構造補助材はこれらと組合せ、剛性を確保するために取付けられる筋交いや火打ちなどを言います。近年の大地震を経験するごとに、構造用の金物を用いて接合部分を補強することを義務付けられ、建物に対する剛性の向上を求められるようになっています。2階までの「通し柱」があるのが特徴的です。一般的に現場で加工し、現地で組立てます。当社では、この方法による工法を主に採用しています。
木造(枠組壁工法)
通称2×4(ツーバイフォー)と呼ばれる、38mm×89mmの木材を枠状に組合せて、これに剛性を保持するため、表面に構造用の合板を張付けしたものを組合せ架構する工法です。これらを工場であらかじめパネル化し、現地で組立ている会社もあるようです。2×6や2×10を採用しているところもあります。一般的にパネル化することにより在来工法よりは工期が短いですし、さらには工事費の短縮をすることが可能になってきます。
鉄骨造・鉄筋コンクリート造り
説明が難しくなりますので、イメージを言うと木造の在来工法で、材料が鉄製になったものと思ってください。在来工法と同じく、工場で加工し現地で組立てます。鉄骨の持つ性質により、木造よりも例えば大きな扉の取り付けや高い天井などができ在来工法よりも皆様のイメージに近く設計・施工が可能となっています。

庭や駐車場のこと

家を新築するに当り土地の広さ、方向、傾斜なども重要となってきます。例えば家の面積に対し敷地面積がどの程度必要になるのか。80坪の土地を買っても80坪がそのまま全て有効に使用できるわけではありません。隣地と家屋の離れや駐車スペースなど思いのほか掛かるものです。土地の方向や道路の走り方、日当たりの方向などトータル面での土地の使用計画が必要になってきます。

また現地地盤の地耐力(地面の強さ)についても当社では長く道路建設等の土木公共工事にて培ってきたノウハウと技術によって総合的な工事を実施します。

手入れと
アフターサービスのこと

どんなに良い家に住んでいても長年住み続けると、ある時期を基点としていろいろな『不具合』が出てきます。建築物は生き物と称されることもあるぐらいですから、家に対する手入れは不可欠になってきます。ここでは、新築の住宅に入居されてから、という設定でお話させていただきますが、必ずしもこの内容に合致させ、すべてを満足しなければならない、というものではないことを申し添えておきます。皆様の考え方もありますので、大まかな設定しかお話できないことをご了承ねがいます。

住み始めてから5年目程度
当面のメンテナンスは必要なく、基本的な凍結防止の水落としや、日常の清掃で十分です。ただし、磨耗程度の大きい床面はある一定時期(半年程度)で表面保護を目的として、「ワックス」掛けを行ってください(市販品で十分です)。また、壁や天井、住宅設備は汚れたらその都度汚れを落とすことを念頭においてください。放置した汚れは固化すると取れなくなる場合がほとんどです。もし、何らかの原因で不具合が発生した場合は、この時期としては製品保証や施工保証の範囲内ですので、当社に相談してみてください。また当社では工事完了引渡し後『1年点検』を実施しています。何か不具合があればその時に対応させていただいております。
5年から10年目程度
外部は、日当たりの良い面の、外壁や屋根の塗装が薄くなったりしてきます。外壁に使用する「外壁材」や屋根の「鉄板」はメーカーごとの品質により若干異なりますが、外壁材においては表面塗膜(塗装)に、鉄板においては赤錆が発生しないことにそれぞれの製品保証をしたものがありますので、新築の計画当初からこれを確認してこれらを選定したほうが良いと思います。当社では、保証期間等も含めた中で施主様の意向に合った物をお勧めしていきます。内部は、壁や天井の隅において、クロスの隙間が発生したり、ドアや引き戸の調子が悪くなってくると思います。クロスの隙間は、ある程度の伸縮を重ねてできるもので、建築物の不具合には該当せず、製品と施工品質の経年劣化と判断します。これは、有害な「浮き」などが発生した場合を除き、隙間を埋めるもの(コーキングのようなもの)がありますのでこれで処理しましょう。ドアや引き戸の調子が悪くなるのも、木の本来持っている「伸縮する」という性質の現れた結果で、これも不具合には該当しません。ドアや引き戸は、ある程度の調整幅を持たせて取付けられていますので、施工した建設会社にご相談してみてください。
10年目以降
この時期は、住宅に使用された木が乾燥収縮を繰り返し、ある程度落ち着いてきます。また、製品保証や建築基準法による構造上重要な部分における、瑕疵担保の義務が終了することとなります。よって、これ以降はオーナーである皆様の判断により、長く住み続けるためのメンテナンスを行っていかなければなりません。大体の無償期間は過ぎ、これからはほとんどが有償扱いとなります。「10年目程度からこれ以降」としたのは、次にお話しすることを20年目、30年目と10年サイクル以内で、同様のメンテナンスが必要になることを申し添えておきます。ただし、製品劣化におけるメンテナンスができなく、例えば交換を必要とする場合も出てくることもあります。見ただけではわかりづらいこともありますので、当社に相談してみてください。以上のような部分で必要なメンテナンスが考えられますのでご参考にしてください。

1級建築士による
無料相談の実施

当社では1級建築士による無料相談を承っております。
こんな庭がほしい、吹き抜けのある家を作りたいetc…。
どんなことでもご相談させていただきます。

ぜひお気軽にお問い合わせください。